【東京マンゴー育成】栽培方法まとめ

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東京でのマンゴーの育て方のまとめ
こんにちは。

関東で南国の植物「マンゴー」を育てるには「管理」がとても大切です。
ここでは私が東京でマンゴーを育ててきた際の対応方法をご紹介します!

東京でのマンゴーの育て方のまとめ

基本情報

マンゴーの基本情報は以下の通りです。

・成長期は4月~11月
・生育温度は20度~30度
・耐寒性が低い
・自家結実性があり1本で実がなる
・実をつけるまで7年程度かかる
・日当たりと風通しの良い場所を好む
・4月~6月に花が咲く
・水捌けの良い土を好む
・あまり根を張らない

 

栽培時の注意点

基本情報も参考に東京でマンゴーを育てる際に絶対に守らなければいけない3つの「完全」をお伝えします!

  • 完全に水が抜ける環境にする!
  • 冬場の水やりは完全に土が乾燥してから!
  • 10月上旬~6月下旬は完全に室内で育てる!

それでは各項目について説明します!

1つ目「完全に水が抜ける環境にする」

マンゴーはほとんど根を張らないため鉢の中に水が残るとすぐに根腐れを起こします。
また、受け皿に水が残る場合も土の水分もなかなか蒸発せず鉢の中に古い水が残り、結果的に根腐れに繋がってしまいます。
なので鉢には水が残らないよう管理することをオススメします!

2つ目「冬場の水やりは完全に土が乾燥してから」

これはマンゴーの成長サイクルが4月~11月ということが理由です。
12月~3月の間マンゴーは冬眠中となり根からの吸水も十分に行われないため水やりをしすぎると根腐れに繋がるのです。
なので水やりは最小限にする必要があります。
室内の乾燥状況、鉢のサイズにもよりますが目安としては2週間に1度たっぷりと水をあげる程度がオススメです!

ただし、現在の住宅環境だとエアコンをつけていたりすると思います。
そのため、春先くらいの室温を保てる環境であれば比較的成長を続け、土も乾きやすいので
2,3日に1度水をあげる頻度がおススメです!
また、室温が保てる環境であれば緩効性の肥料を与えておくとより健康に育ちます!

3つ目「10月上旬~4月下旬は完全に室内で育てる」

暖かくなってくると外に出して光合成させたくなるかもしれません。
ただ、マンゴーは耐寒性が非常に低いため避けた方が良いです。
他サイトでは耐寒温度が7,8度以上と記載があったりしますが実体験を参考にすると12度以下でダメージを受けます
また、春先は風が強かったりしますのでまだ幹が細い場合は折れてしまう可能性もあります。

なので暖かくなってきたらすぐに外に出してあげたくなりますが
その気持ちをぐっと堪えて東京では最低気温が13度以上かつ風も収まってくる6月下旬頃から外に出してあげることをオススメします!

何年か育ててみて、このタイミングが梅雨時で直射日光による葉焼けを防ぎつつ
徐々に夏の日差しに慣れさせることができるのでベストだと実感してます!

 

成長記録

ここからは私が東京で育ててきた際の管理内容についてのご紹介です!
時期によって対応した内容について、関連記事のリンクも載せていますので合わせてご覧ください。

また、育てていくうちに購入した道具について以下にまとめたのでご参考頂ければと思います!
【東京マンゴー育て方】栽培道具

栽培途中

【2022年7月】
1:叔父から届いたマンゴーの種を植えてリスタート
2:種を覆っている皮を取る
※皮の周りにカビが生えないようにするため
3:鹿沼土と日向土を1:1でブレンドして水捌けの良い用土を用意
※土が固まらないようにするため
4:15日ほどで発芽する
【東京マンゴー育て方】リスタート!種植えから発芽まで

【2022年8月~11月】
1:8月~9月上旬までは毎日水やり
2:9月中旬に室内に取り込み、2,3日に1度水やり
3:ハダニによって葉っぱが痛むので霧吹きで2,3日おきに葉水
4:植物育成ライトを1.5mくらい離れたところから当ててる
5:11月中旬からはエアコンで室温を25度くらいに保っている
【東京マンゴー育て方】夏から冬直前まで(ハダニに注意!)

【2022年12月~2023年2月】
1:週1回の水やり
2:肥料は与えない
3:2,3日おきに葉水
4:植物育成ライトを1.5mくらい離れたところから当ててる
5:エアコンで室温を25度くらいに保っている
⇒ただしこの育成環境だと比較的成長するので水やり・肥料は定期的にあげた方が良い
【東京マンゴー育て方】1年目の真冬の過ごし方

【2023年3月~2023年6月】
1:3月下旬にマグァンプDを追加
2:3,4日の頻度で水やり
3:週1回はハイポネックスの液肥を使用
【東京マンゴー育て方】初めて冬越しした3月~5月のマンゴーの様子

【2023年7月~2023年10月】
1:7月上旬に屋外に出す
2:毎日朝に水やり
3:週1回はハイポネックスの液肥を使用
4:10月上旬に屋内に取り込み
5:マグァンプDを追加
6:週4程度の水やり

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【2023年11月~2023年12月】
1:エアコンで室温20度くらいをキープ
2:週2回くらいの水やり
3:2週間に一度程度で風呂場で葉水

失敗例

【2019年8月】
1:中旬に種を7号鉢に外側の皮もつけたまま植える
2:2週間ほどで芽が出てきた
3:夏ということもあり毎日水やり
4:発芽後は週1で液肥を与える

【2019年11月】
1:20cm程度成長
2:冬越しのために11月上旬に室内に取り込み
3:水やりは2週間おきに月二回

【2019年12月~2020年3月】
1:ほぼ成長なし
2:室温は暖房なしでだいたい10度
3:肥料は全くあげていない
4:水やりは月1回

【2020年4月】
1:20度くらいになってきた4月中旬に外に出す
2:液体肥料を月1回程度与える
3:最低気温が10度を下回るようであれば都度室内に取り込み

【2020年5月~11月】
東京で育ててるマンゴーの夏の様子
1:5、6月は週1程度、夏本番は毎日水やり
2:夏場は週1程度で液肥を与える
【東京マンゴー育て方】我が家のマンゴー
3:9月頃から葉が何枚も枯れてしまった
【東京マンゴー育て方】夏が終わり元気がない
※殺虫剤を撒いてみたが効果なし
※液肥もこのタイミングでは控えた
4:11月中旬の室内取り込みまでに約50cmくらいの高さまで成長

【2020年12月~2021年3月】
東京で育ててるマンゴーの冬の様子
1:室温は暖房なしでだいたい10度
2:葉がさらに枯れていくためサンボルドーという農薬を散布
【東京マンゴー育て方】薬の散布手順
3:3月下旬からは20度に達する日が出てきたため、定期的に外へ出す
【東京マンゴー育て方】葉焼けかもしれない

【2021年4月】
東京で育ててるマンゴーの春の様子 東京で育ててるマンゴーの春の様子

1:4月上旬はほぼ外に出している
※最低気温が12度以下になっていることがあった
2:葉っぱの状態がよくならないため根腐れを疑い5号鉢に植え替え
【東京マンゴー育て方】植え替え
※いきなり外へ出したため葉焼けかも
※12度以下で外に出したことが原因かも
3:植え替え時に固形肥料も追加
4:葉っぱの先の枯れているところのみハサミで切り落とす
5:回復しないため4月11日より室内に取込
6:4月下旬には新芽が出てきて徐々に回復
【東京マンゴー育て方】2つの対策で復調の兆し

【2021年5月】
1:最低気温が12度以上になってきたので5月1日から外で管理している
2:葉に斑模様が発生したため炭疽病を疑い薬剤(オーソサイド80)を散布
【東京マンゴー育て方】葉に斑模様。炭そ病の可能性。

【2021年6月】
1:緩効性肥料を追加
2:幹の根元の湿り気が無くなったタイミングでたっぷりの水やり

【2021年7月~9月】
1:毎日朝に水やり
2:週一回、1500倍に薄めた液肥を与える
【東京マンゴー育て方】液肥の効果か新しい葉っぱが誕生
3:枯れかけの葉を取った際はトップジンペーストを塗布
4:風が強かったり曇りが多いため室内に取り込みアマテラスを1日11時間当てる
【東京マンゴー育て方】今年は夏の終わりでも元気

 

5:病気にならないように月一でオーソサイドを与える

【2021年10月】
1:毎朝霧吹きで葉と根元に水やりを実施
【2021年11月】

1:中旬から暖房をつけて室温を22度位にして管理
2:水やりは2週間に一度程度で毎日霧吹きを実施
【2021年12月】
1:葉っぱが枯れ始め、水捌けが悪いのか土も乾燥せず弱ってきたため季節外れの植え替えを実施
【東京マンゴー育て方】季節外れの植え替え
2:水やりは2週間に一度、メネデールを混ぜて灌水
【2022年1月】
1:鉢を替えても改善しないため水挿しで改善を試みる
【東京マンゴー育て方】水挿しで根腐れからの回復を試みる
2:看病の甲斐なく枯れる

さいごに

気温の管理さえできれば東京でもマンゴーは育てられます!
ただ、実をつけるまでは時間がかかるのである程度育った苗を活用するのも良いかもしれません。
ある程度育った苗だと気温や病気にも強いのでさらに育てやすいです。

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また、最近はマンゴーの他にも多くの果樹苗も出ているので何か育て始めるには良いかもしれません。是非チェックしてみてください!

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